ガサガサ探検隊の多摩川水系生息魚調査ライン

調査日 2001.09.30 時 間 AM10:00〜11:30
調査地 多摩川水系の支流
天 候 曇り
調査隊員 中本 賢&田辺陽一&SAKU 水 温 19℃


中本賢さんのガサガサ日記

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第一章 ガサガサ探検隊の多摩川水系調査計画
それは9月29日(土)に携帯電話が♪〜♪〜♪から始まった・・・・・・・・。
この日は久々の連休でゆっくりと多摩川へ釣りにでも行こうと思っていたのですが、あいにく会社に出勤となり楽しみが1つ減った感じの日でした。
ブルブル♪〜♪〜♪・・・・もしもし、発信先は中本さんでした。『中本で〜す。HPアップ資料の件だけど・・・・・・・・・明日10:00頃、生息魚の探検に田辺氏と行くんだけど一緒に行かない?』・・・・・・普段の休みなら直ぐにOK回答、だが明日も出勤かも?・・・仕事が終われば探検現場で合流することにした。・・・・・・この日の帰宅はPM11:00になってしまいした。
如何にか日曜日は午後からの出勤でOKとなり、さあ出発と思いきや淡水魚倶楽部の賢ちゃんが今日は車を使いたいとか・・・・ドヒャー!!
車は息子に譲って、早速中本さんにTEL!!・・・・・自宅でピックアップしてもらうことにした。
9月30日(日)AM09:55中本さん愛車(ベンツ!!)が自宅に御着き!!何時も自宅に来る時は愛用のスーパーカブ(小回りが効いて良いそうで〜す。)なのですが、とにかくご苦労様でした。
準備していたガサガサ探検隊の三種の神器(タモ網・ウェダー・ミニアクリルケース:デジカメ撮影用)を車に積み込んで、いざ探検目的地である多摩川水系支流に出発とあいなった。・・・・・自宅まで迎えに来させてしまって申し訳有りませんでした。・・・・まぁいいか?
目的地である支流の駐車場に到着すると既に田辺氏は到着しており、野球の試合に備えてバットの素振りをしていたようです。
現在はテレビ番組で田んぼ(お米)の番組を制作しているとか・・・・・・・
車から降りるなり、多摩川水系近辺の散策御一行様とバッタリと遭遇・・・・『中本さんじゃない?』『あのひと俳優の・・・フムふむ・・・』『○○ホールでの講演聞きに行きましたよ〜!!』『中本さん〜今日もお魚ですか〜?』・・・オバサンPOWERに圧倒されました。
中本さんって有名人なのですね?何だか中本さんの横に立っている狛江市民の私まで『俺って、芸能人?』って感じに一瞬なってしまうような”摩訶不思議”な世界に入ってしまいました。(爆笑)
御一行様と別の道から目的のフィールドへ向かう事にして、ガサガサの支度をする。


第二章 多摩川水系支流の紹介
御一行様と別ルートで川に入ったものの、再びご対面〜!!
またまた、ご質問攻め・・・・・『何を捕っているのですか〜!!』『お魚、捕れるのですか〜?!!』等々・・・・・
次から次へと橋を渡る人、脇の道を通る人、何でこうなの?何も今日集団散策しなくてもと思いつつ・・・・『お魚の生息調査しているんで〜す♪』と返事をするしか・・・・・おいおい俺達ガサガサ探検隊は見せ物か???
水深も膝くらい(約50cm)しかない民家の建ち並ぶ言わば一寸前なら”どぶ川”的感じのこの川に魚が生息しているとは地元の環境保護をなさっている方々の他は殆どの人が知らないのではないかと思います。
私も実は中本さんと出会う前まで、この川は一部を除き雨が降った時以外はカラカラの水無し川になってしまうという記憶が非常に強く頭の中にこびり付いていて生息している魚は放流した鯉が水深を深くした一部の場所にいるくらいだと認識していました。
普段は我々ガサガサ探検隊みたいな一風変わったタモ師はおろか釣り人なども絶対に見かけない、それどころか子供達さえも入っていないのがこの川です。
釣り人など誰もいない、そんな川で大人3人がタモ網片手にガサガサしていれば、近隣の民家から『変な大人が3人、川の中に入って何かしているのですが・・・・・』とTELEPHONE NO.110または119で通報されそうな雰囲気のフィールドです。
しかし、川に降りて見ると以外や以外で、水の透明度は多摩川本流より綺麗かも?・・・・綺麗なのは湧水なのだとか?

今回、ガサガサ探検隊が生息魚調査のために降りたこの川には色々な自然環境のフィールドがありました。
@底砂利が露出し、流れの速い場所 A若干、川幅が広く水深のある場所 B溜まりの場所 C川幅が狭く流れの緩やかな場所
淡水魚・甲殻類が生息及び繁殖するのには絶好の自然環境をあちらこちらに備えている川です。

第三章 ガサガサ調査開始
川の両サイドには1m位のフェンスが全て設置してあり、河原に降りるのにはまずはこのハードルを越えなければならず、そこからはVゾーン的に土手がある川です。
河原に降りるとタモ師中本さんと田辺氏は直ぐにタモ網でガサガサの絶好のポイントとも言うべき、水際より草が生えていて草の先端付近が水面に垂れ下ってお魚の隠れ場的場所に狙いを定め開始!!
何と第1発目よりメダカとモツゴをGET!!???・・・・・・・何と言う川なのだ!!(驚)自分の眼を疑いましたが、タモ網に入っているのは紛れも無く野生のメダカで、それも一匹ではなく5〜6匹が1回でタモ網に入るのです。・・・・・この川にはどれ位のメダカがいるのだろうか?????
一昔前なら何処の川にも生息していたメダカですが、現在では生息環境の悪化等により希少種となってしまった野生のメダカを第1発目より幸先良くGET出来たので、この後はどれ位の種類のお魚がこの川に生息しているのかが非常に楽しみになりました。
ということで淡水魚倶楽部でもお魚探索時には必ず持参する”三種の神器”にひとつ追加の水温計の出番で〜す。
本日の水温は19℃でまだまだ淡水魚が活発に活動できる水温でした。

流れ込みのある調査ポイント タモ網に入ったメダカ 水温は19℃

この後も川の生息魚種を調査する為に色々なポイントを探索しました。
特に流れのあまり無い場所では思わぬ珍客もタモ網の中に!!・・・・・オタマジャクシ(ウシガエル)も我等、ガサガサ探検隊にご挨拶にきてくれました。

田辺氏もタモ師である中本流のガサガサ極意をしかと伝授され、第一回目のガサガサ教室でだいぶ腕を磨いたようです。
何といっても、ガサガサの極意はお魚がシェルターとしそうなポイントを見極め、タモ網の先端は必ず川底に着底させること。
また、足で追い込む方と反対側のタモ網は必ず外側に膨らんでいること・・・・・・これで貴方もガサガサ免許皆伝!!

観察が終わったら又もとの川に戻してあげましょう!!・・・・川の生息魚保護の為にも!!

一寸流れの速い場所 ご挨拶に来てくれた”オタマ君” 猛特訓中の田辺氏
先ずはポイントにタモ網をセット 反対側より足で魚を追いだし、タモへ 上方からのガサガサ極意



第四章 川の生息魚調査結果
休日のほんの1〜2時間を利用したガサガサによる多摩川水系支流の生息魚調査でしたが、ガサガサ探検隊を快く受け入れてくれ、朝の挨拶に来てくれたお魚君達は≪メダカ≫≪コイ≫≪モツゴ≫≪オイカワ≫≪タモロコ≫君の5種類でした。
この他にも≪ナマズ≫≪ドジョウ≫君も生息しているらしいのですが、本日はご機嫌が良く無かったみたいで・・・・・・♪♪坊ちゃん一緒に遊びましょ〜う♪♪と歌のようにはいきませんでした。又次回の調査に期待しましょう!!
他にもオタマジャクシと甲殻類ではミナミヌマエビ君がガサガサ探検隊の調査活動のために応援に駆けつけてくれました。

メダカ コ イ モツゴ
オイカワ タモロコ ミナミヌマエビ
バケツに入った、本日の採集魚 生息魚種の確認作業 ウ〜ン!!これが・・・・・真剣です。



第五章 調査を終えて
初めての多摩川水系支流のガサガサによる生息魚等の調査をやって見て、普段はなにげなく橋の上から川の様子を見ていただけでしたが、実際に川の中に入ってタモ網片手に覗いて見ると思わぬ生き物と出会うものです。
今回の調査でもメダカが自然環境下で繁殖していることが解かり調査は大成功だったように思います。
淡水魚倶楽部では多摩川を中心とした淡水魚生息の状況を把握していますが、多摩川に生息している魚種と同様にメダカ・モツゴ・タモロコ・コイ・オイカワが生息しており、又多摩川では未だ確認していない甲殻類のミナミヌマエビが採集確認出来た事は驚いています。
まだまだ、色々な魚種がこの支流には生息しているのだろうと思うと何だか嬉しく思えると共に、この川の自然環境を保護されている近隣の皆様のご苦労が目に浮かぶようです。
これからもこのような自然環境を保護していく事で、淡水魚・甲殻類の自然生息・繁殖が続くことを願って今回の調査を終了とします。
尚、今回の調査で採集した淡水魚・甲殻類は調査終了後に元気にもとの生息場所へ戻って行きました。
朝の挨拶に来てくれた生き物達に感謝!!感謝!!・・・・・・又、同じ場所で是非、再会したいものです。



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30.October.2001

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