ハゲラマンさんの子育て記録
淡水魚倶楽部員登録No.613

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ハゲラマンさんの撮影画像
(2004.10.16〜2005.04.04)
≪≪ハゲラマンさんのミジンコ観察記録です。≫≫

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≪PROLOGUE≫

10月16日
立花中学校の廊下に理科年表に循環式生態の実験方法が記載してあった。
早速水元公園の田んぼの土を採取して実験開始。濁りがおさまったのを確認して、小さなクチボソを2尾容器に入れた。
クチボソは狂ったように泳ぎ回り土の中に頭を突っ込んだ。???

何がおこったのだ?水槽の水温を計った。
外気22℃。容器の水温は、あっと驚いた28℃に達していた。可哀想なことをした。
水温に敏感な魚にとんでもないことをした。それでもと思い夕方まで様子をみた水温も25℃に下がり落ち着いた様子。


10月17日
光合成が必要と午前中4時間ほど日の当たる場所に置き昼食時に水温を計量29℃あった。
クチボソは、草の陰に隠れるようにしていた。

10月19日
日中の急激な温度上昇に慣れてきたのか元気だ。

10月20日
元気と思っていたが様子がおかしいので夜間水槽の温度と同じ程度になった時点で元のねぐらにもどした。
日中の温度があのように上昇するようでは、あの実験は机上のものだったのか?


10月30日
ミジンコに類するものが発生すること期待していたが全く変化なし

11月18日

草も枯れ、貝も死に絶えたのか壜の中は生き物の気配なし。

2月10日
しばらく忘れかけていた壜の中を見て驚いた。いきものがいる。
水面を普通の糸の10分の一ほどの太さで2ミリほどの糸状のものがはねている。
壜の外側から見ると2ミリほどの虫がガラス面を這っている。
よく調べてみると大きいのは3ミリほどで6本の足を持ち体節も頭部・胸部・尾と別れているようだ。

虫眼鏡の拡大率と観察しにくい状態で至極残念。
水の中をくまなく観察していたら2ミリほどの半透明なミミズのようなものの存在も発見。あれは何だろ

2月11日

昨日以外の生物発見。
インターネットで調べたらケンミジンコ類コペポデイトとケンミジンコ目の1種であることが判明した。
他に貝も大小10数匹。小さな浮き草3本。糸状の青い水草?と6種の生物の存在を発見。感動した。



甲殻類:コペポデイド

甲殻類:ケンミジンコ

2月12日
ミジンコたちは、どこからきたのか?
空気中を漂ってきたのなら表面積の大きいホテイアオイの容器のほうが発生の条件はあるはずだが生物らしきものは全く見られない。

土の中で過ごしてきたのか?なぜ、水温の高い10月に見られず11℃という低水温の条件のもとで発生したのか、全くわからない。
昨年絶滅したものと思っていた浮き草もこの時期3つ姿を現している。

貝も1〜2匹と思っていたが虫眼鏡でかろうじてみることのできる小さなものを含めると10匹を超えているようだ。
ミミズのような生き物はなんだろう、昆虫らしき虫と関連があるのだろうか?

3月3日
日中の水温は16度に達している。
水底に双葉の小さな植物が芽を出した。

藻も濃い緑色、黄緑の2種?ある。同種のもので老若の差なのか?

3月7日
俗に糸ミミズと呼ばれているものが土中から体を出して水中をゆらめいていた。
数匹いるようだ。藻に蛇のように絡みつきうごいているもの、ガラス面を移動しているもの20〜35ミリほどの虫?の存在を発見。
2〜3ミリのゾウリムシのようなものと種類は明らかに違う種だ。
ミジンコ類もかなり増殖しているコペポデイドはケンミジンコよりも体長は大きくなり、かなり目立つ。

3月27日
ミジンコも糸ミミズ(線虫類)も3倍くらいに増えている。中層より下の方に集中して群れている。


3月29日
糸ミミズの長いものは3センチほどになってきた。ミジンコなどよりも大きいせいか、やたらに目立つ。
植物も殖えて来た。
貝も大幅に殖えたが、壜のふたの部分まで上ってきている。
毎日これを水中に落としているが何故なんだろう。
びんの外から見ると濁りを感じるが、上からみると澄んで見えるがガラス面に何か発生したのか?

水温15.5℃。

3月31日
線虫の動きの中で頭部の先端から土のような物が出てきた。
糞かもしれない。周囲を調べると線虫の太さを持った細長い土状のものがかなり散乱している。


4月2日
2種類のケンミジンコ?と、思ったらコペポペイドはメスのようだ。後方の羽のようなものは卵嚢らしい。線虫の正式名を早く知りたいもんだ。ガラス面の茶色の粒子の正体はなんだ。


4月4日
線虫が一気に2倍位に殖えた。

ガラスの内側が一層茶色が濃くなったように思う。指でこすったが、驚くことに接着剤で貼り付けたように剥がれず。金属の尖ったもので剥がそうとしたがこすった場所が線状にスジがつくだけ。これはいったいなにものなんだ。顕微鏡が欲しい。おかげで観察が困難になってしまった。


発見した。これには大きな感動をした。





≪ミジンコ観察記、次回は『モツゴ繁殖期です!!』乞うご期待あれ〜〜〜≫By SAKU
ハゲラマンさん〜『ミジンコ観察記』の投稿ありがとうございました。
ケンミジンコは水槽内でも良く見かける微生物ですね!!
『タナゴ仔魚』等の餌にしようと淡水魚倶楽部でもあげたことがあるのですが、通常のマルミジンコ等に比較すると動きが早くて仔魚達は捕食出来ないようです。
田んぼの土の中には色々な生物の卵等も含まれて居ますので観察は非常に興味津々といったところですね!!
また次回は『モツゴ繁殖記』を予定しているようですので、投稿され次第アップしたいと思います。
皆様もこれからの季節は色々な観察をしてみましょう!!


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